大規模修繕の模様替えについて
2022/02/22
「ビルやマンションの工事完了後に建物の印象が大きく変わった」と思った事はありませんか?
しかし、見た目だけでは修繕を行ったのか模様替えを行ったのかは判断が付きにくいですよね。
そこで今回は、大規模修繕の模様替えについて詳しく説明していきます。
大規模修繕の模様替え
大規模修繕の模様替えとは、建物の構造や大きさ・性能を損なわない範囲で改造する事です。
一方修繕は、同じ材料を用いて元の状態に回復させることを言います。
この修繕の原状回復の目的とは異なり、主に機能の向上が目的なのが模様替えです。
模様替えの基準
建築基準法で、建物部分の主要構造部の1種以上、1/2以上の模様替えが必要となっています。
(主要構造部とは、壁や柱・床・梁・屋根・階段 などの部分です。)
しかし、どこから過半とするのか区切りが難しく模様替えに該当するのか曖昧な場合も多いです。
また建築士や行政機関によって、判断が分かれる場合もあります。
模様替えに該当するのか分かりずらい場合は、建築士や行政機関などの専門家に相談すると良いでしょう。
模様替えの特徴
模様替えを行う大きな特徴としては、イメージチェンジができる事です。
壁や屋根などを一新する事で、見た目のイメージは大きく変わりますよね。
マンションなどの場合は、印象が良くなる事により入居率アップなどにも繋がります。
建築確認申請が必要な場合もある
建築確認申請は、建築基準法の第1号〜3号の建築物に該当する場合は必要です。
また大規模な修繕や模様替えで用途変更する際に、申請が必要な場合もあります。
まとめ
大規模修繕の模様替えは、建物の構造や大きさ・性能を損なわない範囲で改造する事です。
模様替えを行う事で、機能の向上が図れて大きなイメージチェンジをする事ができます。
大規模修繕の模様替えを行う際に、建築確認申請が必要な場合もあるので注意が必要です。