大規模修繕における長尺シートについて
2022/02/04
「長尺シート」とは、マンションの通路や階段で使われている「防滑性ビニル床シート」のことをいいます。
長尺シートは、足音などを大幅に減少させてくれ雨に濡れても滑りにくい床材です。
近年は、大規模修繕の際に長尺シート貼りの床に貼り替えたいとのご要望が増えています。
そこで今回は、長尺シートの特徴やポイントについてまとめてみました。
長尺シートの優れた特徴
滑りにくい
表面はデコボコの防滑エンボス状になっています。
適度な柔軟性も兼ね備えています。
足音が響かない
入居者にとって大きな悩みの一つといえば、歩行音ですよね。
深夜の就寝時ともなれば、コツコツと歩く音は尚更響きます。
長尺シートは、適度なクッション性があるため歩行音がかなり軽減されます。
階段に使用した場合でも、同じように音を緩和することができます。
長持ちする
屋外の雨や紫外線が当たる場所でも、施工することができます。
摩擦や傷にもとても強く、耐久性・防水性能も備わっています。
長尺シートの種類
・通路用長尺シート
・階段用長尺シート
・ベランダ内長尺シート
施工時のポイント
長尺シートの施工は、塗装や防水のように使い方で材料の質が変わるわけではありません。
しかし、見た目の完成度や漏水性能、接合部の模様のつなぎ目合わせは職人の腕で質が変わってきます。
また、ジョイント部の溶接は特に大切です。
溶接が完全でないと、ジョイント部分から剥がれてきたり雨水の侵入の可能性も出てきてしまうからです。
長尺シートの施工は、経験がものをいう作業なのです。
入居者への配慮
長尺シートは、通路や階段の施工が多いため、入居者の方の出入りに気を配った作業が必要です。
材料をカットしたら、手際良く貼り付けていきます。
まとめ
ひと昔前は贅沢品であった長尺シートですが、近年は安心価格で施工可能になりました。
他の床材に比べ、耐久性が高く美観の向上が強みの施工です。
マンションにとっては、入居者の皆様はもちろんこれから入居してくる方に豪華さを与えてくれるでしょう。
「株式会社ベルテック」は、建物のあらゆる機能の維持・向上を目的とした修繕工事を得意としています。
大規模修繕を検討されている方は、ぜひお気軽にご相談下さい。