大規模修繕の費用相場とは

マンションは、定期的な大規模修繕を行う必要があります。
大規模修繕は、建物劣化による不具合などを補修する工事で、これを怠ると資産価値を落とすことになりかねません。
戸数の多い分譲マンションでは、数千万という工事費用が必要となる場合もあります。
しっかりと事前計画を立て、工事費用についても把握しておくことが大切です。

マンションの大規模修繕とは
大規模修繕とは、老朽化による劣化を防ぐために設備や共用部分の修繕を行う工事のことです。
長期にわたるもの・工事内容が大規模なもの・費用が高額なものなどが大規模修繕にあたります。
費用に関しては、毎月各入居者から一定額を徴収し積み立てられています。

大規模修繕と内訳
大規模修繕は、修繕を行う場所によって費用は異なりますので目安として参考にして下さい。

一般的な積立金
修繕を行う周期として、12年程度が目安となっています。
規模にもよりますが、12年間で積み立てる金額は、一戸あたり約75～125万ほどが相場だといわれています。

工事別の修繕費相場
足場・飛散シート(1m²あたり)
約600～1,500円
大規模修繕工事で組まれる、一般的な足場の種類は以下があります。

・枠組み足場
・ビケ足場
・単管足場

外装塗装(1m²あたり)
約3,000～7,000円

塗料のグレードによっても費用は変わります。
外装塗装は、足場を組み洗浄を行ったあと下地処理を施します。
その後養生を行い、ようやく塗装が始められるため複数の工程を要する作業です。

防水工事(1m²あたり)
・アスファルト防水　約3,000～6,500円
・ウレタン防水　約3,500～6,000円
・シート防水　約3,000～6,500円

紫外線や風雨によって劣化が激しい屋根は、防水工事が必須です。
一般的には、ウレタン防水で行われることが多い傾向にあります。

給水・排水関係(1棟あたり)
約70～200万円

戸数が多いほど高額です。
耐用年数は20年ほどありますが、簡単な工事ではないため不具合がなかったとしても、交換時期がきたら交換しておくことをおすすめします。
排水管の工事中は水道を使えなくなるため、入居者にスケジュールの説明をしておくことも大切です。

まとめ
大規模修繕工事は、より良い居住空間を維持するために建物の劣化を補修する工事です。
高額な費用を必要とするため、計画的に進めていくことが重要です。
そして、信頼できる施工会社を選ぶことが最も大切です。

「株式会社ベルテック」は、東京で数々の大規模修繕を行ってきた実績豊富な施工会社です。
大規模修繕工事の依頼先を検討中の方は、ぜひお気軽にお問い合わせ下さい。